実践ビジネス語録

     
  「経営理念」

【理念01
 
故事に曰く、「少にして学べば壮にして為す、壮にして学べば老いて衰えず、老にして学べば死して朽ちず」と。また「賢者は愚者に学び、愚者は賢者に学ばず」という。凡人は偶然に期待し、賢者は必然のタネをまく。

【理念02
 
経営者もまた人間であり、使用人である。やってはいけないことは、憎しみを買うこと、軽蔑されることである。

【理念03
 
権限を持つと「力」で人は動くという幻想を持つ。「力」というものは、誇示するものではなく、周りが認めるものである。

【理念04
 
社長である自分から「権力」を除いたら何が残るか。この反省が自分の「全能感」と「自己制御」をバランスさせる。そして、トップダウンとボトムアップを併用できれば最高だ。

【理念05
 
時として経営者の能力が限界に達していることに気づかない場合がある。それを避けるには、自分の会社より一歩進んだところのレベルを常に研究するようにすることだ。

【理念06
 
経営者に「魔の瞬間」があるとするなら、それは「相談相手がいない」時、「責任を転嫁してしまう」時、そして「連帯意識が持てない」時に襲ってくる。

【理念07
 
変身するということは、何かを失うことではなく、新しく得ることである。肝を据えてかかれば、どの様に変わればよいか、何を為せばよいかが見えてくる。苦しい決断、辛い決断ほど、自分を鍛えるものはない。

【理念08
 
新たな行動こそが変化を起こし、利益を生む。その過程で突然変異が生まれたなら、それが更なる飛躍のタネとなる。

【理念09
 
現状に甘んじている間は必ず敗れる。会社の強みはいつしか弱みに変わる。市場環境への対応が遅れれば、経営は矮小化・陳腐化し、存在そのものが希薄化してくる。

【理念10
 
守成は創生よりはるかに難しい。新しいものへの転換と、新たなるものの研究開発こそが、成長の源となる。

【理念11
 
二代目社長が心がけるべきことは、「実践的な勘」、「組織に対する理解」、「攻守のバランス」である。

【理念12
 
教わった知識と経験して得た知識の融合が、未来を切り拓く推進力となる。

【理念13
「周りを見るか」「自分を見るか」「次代を見るか」で生き方が変わる。確かなことは、自分の持てる才能は仕事を通じて完成されていくということである。

【理念14アリストテレス曰く、「等しきものは等しく扱い、等しからざるものは等しからざるように。ただし、その差異において」と。

【理念15事業者にとって利益は、社会に貢献したことへの報酬である。よって、利益自体は本来の事業目的ではない。もしそうであるなら、多くの経営者が「果てしない利欲」に侵され、躓くであろう。

【理念16魚は腐るとき頭の方からダメになる。長い蛇も、頭を切り落とすと死ぬ。どんなに大きくなろうとも、トップ次第だ。

【理念17多くの日本の経営者は、マネージ(管理)が主な仕事だと思っている。アメリカのトップは、リーダーシップ(指導力)こそが職務だと認識している。

【理念18江戸期で最も平和だった元禄社会において、「武士道よりカネ」の風潮が強くなった。明治維新から軍国主義に傾斜して「武士の支配」に戻る。そして敗戦を境に、再度「経済支配」の社会。さて、社員の精神を何で鍛えるか……。