ニュータウンあれこれ
私が平成元年に引っ越した直後が、忘れもしない長男の入園手続きの年でした。何も事情を知らずにその日の朝出かけて、夜中に整理券を配り終わったと聞き、ボ〜ゼンとしたものでした。さいわい、新しい幼稚園ができたばかりで年長組がいなくて希望者全員が入れたので、そちらに通うことになりました。
原因は当然その人口急増にあるのですが、現在13万人の区民数が都市計画では、30万人!!まで増えることになっています。で、異常な都筑区の教育事情について私の知っていることをまとめてみました。(’97年11月作成)
その後の幼稚園、小学校の新設の情報を書き加えました。(’99年6月修正追加)
【幼稚園について】
NTには学校ばかりでなく幼稚園、保育園用地もかなり確保されています。公立保育園は’97年度に一つ、’98年度には茅ヶ崎町内に2つできました。 ただ、この地域では公立の保育園はありますが、幼稚園は私立です。 公団から高い土地を購入して新しい園を作るには資金がいりますし、 現在の需要はあっても将来は他の地区と同じように、子供の数が減る ことも確実です。 で、なかなか増えないのかなと勝手に思っています。
’98年度、長坂地区に新しい幼稚園が出来ました。2000年度には、東山田と茅ヶ崎東に1つずつ新しい幼稚園が開園予定です。
【小学校について】
で、幼稚園以上に大変なのが小学校です。 義務教育ですし、決められらた学区内の学校にほとんどの子供が通うわけですから。 5〜6年前には、校庭に夏は暖房、冬は冷房!のきいたプレハブの教室を作ったり、年度途中の転入生が増えすぎて、夏休み後にまたクラス替えをしたりと、かわいそうな状況がありました。
子供があふれてからでないと、なかなか学校の新設がみとめられないのですが、PTAや地域の方が一生懸命働きかけて、新しく都筑区になってから6つの小学校(茅ヶ崎台、川和東、北山田、南山田、都筑、つづきの丘)が新設されました。今は区内19学校ですから、いかに増えているかがわかります。それでも既に児童数1000人を越える学校がいくつか有り、2001年度には、東山田地区に1つ学校(東山田小学校)が出来ます。幸い、学校用地は確保されていますので、これからの状況もみんなでがんばれば、何とかなるのかもしれませんが。
【中学校について】
幼、小とくれば、当然中学校不足も問題となるはずです。ただ、小学校と多少事情はかわり、中学校は私立へ進むことができます。ここらへんの教育意欲は高いようで、小学校卒業生の2割前後が、地域外の私立中学へと進学しているのが実状です。
それでも徐々に生徒数が増えており、最近では、茅ヶ崎中と川和中の2つが校舎を増築しましが、そろそろ限界が近づいています。まだ、具体的な計画は出来ていませんが、北山田あたりに一つ、茅ヶ崎と川和の間あたりに1つとの希望が出ています。
【学童保育について】
学校ではありませんが、学童保育の件、共働きの家庭には切実ですよね。うちの近くにあるところも、設立するのに数年かかりました。一定の条件を満たした学童保育には公的援助が得られますが、基本的には設立からその後の運営まですべて自分たちで行う必要があります。これは、共働きの家庭が中心となる学童では、なかなか大変な負担でしょうね。そこの場合は人は何とか集まったようですが、場所が見つからずに苦労したようです。そこそこの広さがあるビルの賃貸料は決して安くはありませんし、学童と聞いて貸し渋る例もあったようです。
区内にいくつかありますが、まだまだ不足しているようです。
いずれにしろ、住んでいる人の思いで良くもなれば悪くもなるのがNTなのでしょうか。
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