子供とあゆむ足跡から


第48集 年の瀬と受験生

PTAから抜けて普通のお父さんの年の瀬です(’04年12月作成)。


 PTAを引退してから、HPを更新することもほとんどできず年の瀬になってしまいました。

 実は我が家の子供たちは受験生の学年なのですが、無理せずに行けるところへ入学すれば十分という親の方針で、特にピリピリすることも無く、毎年とほとんど変わらない年の瀬をすごしています。 とはいっても、受験から入学というのは何かとお金が必要になるのです。 親の方は、年明けすぐに必要となる出費に備えて、いろいろとやりくりをしなければいけないので、実は大変なんですが。

 きっと、受験に対してもっと一生懸命の親の方が普通なんでしょう。 でも、どうも私自身は、自分の経験してきた成績や偏差値至上主義への抵抗を感じています。 あくせく勉強してせっかく入った大会社ですら、倒産したり人員整理したりという現実を日々見せ付けられているわけです。 好きなことを全て我慢して、受験勉強にだけ打ち込むことにほんとうに価値があるのか、私の頭の中では疑問符がついています。 もちろん、努力することは大切ですから一生懸命勉強をすることも必要なんですけどね。 ただ、なんとなく自分の歩いた道が、これからの幸福につながるように思えないということでしょうか。 まあ、そんな親の心情を反映して、我が家の受験生は、年の瀬ものんびりと過ごしているわけです。

 さて、将来、子供から恨まれることになるのか、感謝されることになるのか。

    


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