第13章 バルセロナvsオサスナ
September 9, 2006
リーガエスパニョーラ 2006-2007シーズン 第2節、 バルセロナvsオサスナ。 20:00の試合開始に、63720人の観衆が集まった。
バルセロナ スタメン GKバルデス DFザンブロッタ、テュラム、マルケス、シウビーニョ MFエジミウソン、シャビ、デコ FWメッシ、エトー、ロナウジーニョ
オサスナ スタメン 省略(ごめん!)
バルセロナ選手交代 デコ→イニエスタ(61分) ロナウジーニョ→ジュリ(71分) ザンブロッタ→オレゲール(80分)
オサスナ選手交代 省略(ごめん!)
結果 3−0
得点 エトー(1分) エトー(26分) メッシ(36分)
(写真)中央の背番号10がロナウジーニョ
開始早々に先制点を奪い、主導権を握ると、 あとは一方的な展開となった。 ディフェンスもその能力を発揮するまでもないほどバルサは試合を支配した。 26分にエトーが2点目を決め、その時点で試合は決まった。 だから、後半は雑な展開になった。
勝ち試合を観れたのは良かったが できれば接戦になって、 バルサの「本気」を見たかった。
本気じゃなければ、来日したときのエキシビションゲームと変わらないからだ。 世界に誇れる華麗な攻撃サッカーを存分に楽しみたかった。
また、大好きなプジョルが欠場したのも残念だった。 彼はバルセロナのキャプテンであり、 闘志あふれるプレーでチームを支える最も重要な選手だ。 また、バルセロナのユースで育った生え抜きの選手なので、 ロナウジーニョ以上にバルササポーターから愛される存在なのだ。
でも、随所に世界最高レベルのプレーが見られた。
この日は、エトーがすごかった。 キレキレだ。 新聞の採点で10点満点で9をつけるところもあった。
でも俺的には、それよりも大きなインパクトが別にあった。 デコのトラップだ。 ビルの4〜5階くらいまで高く舞い上がったボールを足元でピタッと止めた。 それにはスタンドから、得点したときのような大きな拍手が送られた。
スタンドは意外と静かだった。 若者がずーっと叫んでいる日本のような応援はなかった。 だけどちゃんと試合を見ている。 いいプレーや高度なテクニックを見せると、 すかさず驚きの声や大きな拍手が湧き起こる。
それに、得点すると大喝采だけど、 攻撃が見事でしっかりシュートまで持っていけると 同じように大喝采が起こる。
オペラを見ているようだと形容したジャーナリストがいたが ホントにそんな感じだった。
観戦後、競技場の外で買ったホットドッグが異常に旨かった。
September 10, 2006(滞在3日目)
朝から練習を見に行く。 カンプノウの隣りにある練習場だ。
折角来たんだから選手をもっと見たいと、 金網越しに練習見学。
昨日の試合に出た選手は 少し身体を動かしただけで引き上げていった。
欠場した選手は残ってコンディション調整に余念がない。 その中にプジョルもいた。 次の試合にはどうやら出場しそうだ。
近くには、TV局のクルーを引き連れてフリオ・サリナスもいた。 元スペイン代表で横浜マリノスでもプレーした長身のセンターフォワード。 今はバルセロナのTV局で解説をしている。
練習グラウンドの隣には「マシア」という建物がある。 ここはユースの選手が寝食を共にし、 将来カンプノウでプレーすることを夢見る。
ここで育ち世界で活躍している選手が多く サッカー界では有名な施設だ。
(写真 上2点とも)将来のトップ選手の合宿所「マシア」
昼食どき、スタジアム周辺の施設でホットドックを買おうと、 カウンターから離れた壁のポスターを指さすが、 「無い」と言われ、 違う売店でフライドポテト買おうとするが英語が通じず店員に笑われた。
食事の注文だけは、最後まで苦労した。
次のページ → 第14章 サグラダファミリア 1 |
|||||
Menu | |||||